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訪問看護ステーション

2021.03.01

今回はよく聞かれる質問にお答えします。

参考画像

質問:患部に熱感・腫脹のある場合に行うクーリングの適切な処置時間はどれくらいですか?

 

解答:明確な定義はありませんが冷やしっぱなしはよくありません。目安としては受傷後「10分冷やし、30分取り外し、また10分冷やす」というサイクルを可能な限り繰り返し、それ以降は1日に3~5回行うのが適当と思われます。

 

クーリングの目的についてですが、氷などで患部を冷却することはクーリングやアイシングと呼ばれており外傷後や術後によく用いられています。

 

クーリングの適切な処置時間を考えるには、そもそもクーリングはどうして行うのか、について考える必要があります。

クーリングの目的は

     疼痛の軽減:低温により患部の神経伝達速度が低下し、痛みを感じにくくなります。

     腫脹・浮腫の軽減:低温によって患部の血管が収縮し、炎症反応による血管の腫脹を抑えます。また、血管透過性を低下させることにより血清蛋白の血管外への滲出を抑え、腫脹や浮腫を抑えます。

 

今回は少し専門用語が入りわかりにくいかもしれませんが、どうしてクーリングをするのかという根本の目的がわかれば身近に感じられることと思います。いざというときに生かしていただけると嬉しいです。